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Channel: こけし千夜一夜物語
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第839夜:友の会展示の古品

昨夜に引き続き、友の会創立60周年記念展示会の紹介を続けよう。今夜は古品編である。友の会に関係のある方々の古品の中から、数点ずつを選んで各所蔵元からお借りし、展示を行った。更に、これに関係深い古品を会員の蔵品の中から選んで追加した。これらを、展示室内の展示ボックス5個の中に格納して展示してある。素人の写真のため、こけしの写りが悪くて申し訳ない。ぜひとも、カメイ美術館にて、現品をご覧頂きたい。口絵写真...

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第840夜:友の会展示の会員出品作

今夜も、友の会60周年記念展示会の続きである。友の会会員65名の「思い出のこけし」が約300本余り展示されている。出品はひとり5本以内で、古品あり、最近作あり、渾身の1本あり、細工物ありで、バラエティに富んでいる。各人各様のこけしの集め方、楽しみ方が垣間見られて面白い。口絵写真は、1尺8寸のこけし曼荼羅(佐藤佳樹作)の一部。三段に配して周囲に嵌め込まれた豆こけしは壮観で圧倒される。以下、展示会場を入...

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第841夜:遠刈田訪問(70万アクセス達成!)

カメイ美術館での展示会の準備やオープニングパーティ等で東京、仙台を往復している間に、本ブログのアクセス数が70万件を越えていた。60万件達成が昨年の12月中旬、以来7カ月で10万アクセスを数えたわけで、これは50万件から60万件にかかった期間とほぼ同じである。但し、50万から60万の間には88話を書いたが、60万から70万の間では47話と約半分。せっかくアクセスしてくれたのに更新されていなかったこと...

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第842夜:進矢さんの近作

カメイ美術館での友の会60周年記念展示会は7/9から始まり、13日(土)には16時半からオープニングパーティが開催された。友の会のメンバ、青葉こけし会の皆さん、工人さん、こけし愛好家の皆さんなど、50名ほどが参集して、賑やかな幕開けとなった。展示会は10/20まで開催されており、多くの皆様に見て頂きたいと思う。さて、3月に温海温泉に泊まった時(第814夜参照)にお願いしていた阿部進矢さんのこけしが届...

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第843夜:「高勘古作」

先日、ヤフオクに鳴子系の古そうなこけしが出ていた。出品タイトルは「鳴子不明」で、コメントにも特段の記載はなく、詳細は不明であった。胴模様は殆ど飛んでいて写真からは分からず、面描から「高勘」系のこけしであろうと推測した。このような黒いこけしは一般のこけし愛好家からは敬遠されたであろうが、やはり好きな方は居るようで二人だけでの結構な競り合いになってしまった。落札後、出品者が「ひやね」さんであることが分か...

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第844夜:友の会7月例会(H25年)

今日(28日)は東京こけし友の会の7月例会があったので、今夜はその報告である。連日の暑さの中、今月も新入会3名(1名は名古屋から)を含め、83名の出席者があった。おみやげこけしは木地山系小椋英二さんのこけし。最近精力的に作っているとは言え、下半身が不自由なお身体で、こんな小さなこけしを作ってくれたことに感謝したい。友の会のおみやげこけしに貴重な1本が追加された。例会ギャラリー、頒布、抽選/入札と続き...

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第845夜:ヤフオクの古品入札

先日(7/28締切)、ヤフオクで戦前から戦後直ぐの古品が20本余り出品されていた。出品は京都からであり、旧家からの出物かも知れない。それほど古いものは無かったが、それなりの価格になったので、ここで纏めて紹介したいと思う。出品数は20点で、内2点は戦後の普通のものなので、残りの18点の入札結果(落札価格順)と出品写真である。やはり、土湯や津軽のこけしに人気があることが覗われる。口絵写真は最高額で落札さ...

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第846夜:古型ロクロ続編4(恵介)

津軽系盛秀型の古型ロクロは私の好きなこけしの1つで機会ある毎に求めているが、恵介さんの古型ロクロでこれまでと異なるものがヤフオクに出ていたので、頑張って入手した。ロクロ線だけの単純な模様であっても、表情など細部には違いがあり、それを比べて鑑賞するのも楽しいものである。口絵写真は、その恵介古型ロクロの表情である。写真(2)に、手元にある恵介古型ロクロ4種を並べて見た。左から2番目は第414夜で紹介した...

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第847夜:「奥瀬恵介10年間の歩み」

本ブログでもしばしば参照している「盛秀一家のこけし辞典」の第4集として「奥瀬恵介10年間の歩み」が発行された。2002年1月の恵介さんの試作品から2012年までの10年間にわたり、恵介さんの作品を月毎に掲載している(但し、一部抜けあり)。恵介さんの作品が年毎、月毎に分かり、10年間の推移を目の当たりにすることが出来る。他に、盛秀一家(盛秀太郎、美津雄、奥瀬鉄則、陽子、恵介)の置きダルマも各種掲載され...

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第848夜:「馬」の署名

今年は梅雨明けが早かったせいか夏が長い気がする。しかも暑い。ようやくお盆も過ぎたのだが、まだ暫くは酷暑が続くようだ。暑さにかまけて本ブログの更新も大分滞ってしまった。ところで、こけし関係の文献を読んでいると疑問に思うことが多々出てくる。それらを明らかにするのも本ブログの役割の1つと考えている。鳴子の岸正男は戦前、自分のこけしの胴底に「馬」と書いて署名の代わりにしたと言う。今回、この「馬」署名の正男こ...

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第849夜:親子のこけし(佳隆・美恵子)

本ブログは1本のこけしを中心に話を進めていくことが多いので、新たにこけしを入手した場合にはその話を書くことが出来るが、暫くそういう機会がないと更新も滞ってしまう。時々は段ボール箱に仕舞込んであるこけしを取り出して何か話題を探す。今回見つけたのは、土湯系の高橋美恵子さんのこけし。美恵子さんは製作量が少なく、私も手持ちが殆ど無いため取り上げていなかった。そこで今回はお父さんの佳隆さんのこけしとペアで紹介...

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第850夜:友の会創立60周年記念会

今日は、東京こけし友の会創立60周年記念祝賀会が「ホテル椿山荘東京」で開催されたので、その報告である。朝からの雨模様の天候で連日の酷暑が和らいだ中、遠くは秋田からの方も含め109名の方々が集まった。会場受付では、式次第の資料とともに2寸の豆こけしが付いたリボンの名札と、今晃の小寸こけしがおみやげとして手渡された。祝賀会は13時から始まり、第1部(式典)、第2部(懇親会)というスケジュールであった。工...

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第851夜:美恵子さんの初作周辺のこけし

第849夜で、高橋美恵子さんのキン型こけしを紹介したところ、その初挽き独楽(57年12月13日作)についてコメントを頂いた。美恵子さんは昭和57年から自挽き描彩のこけしを作成していたようであったが、今一つはっきりしなかった。手元に胴底に日付を記入した美恵子こけしがあり、初作周辺のこけしらしいと思っていたので、今夜はそれを紹介したいと思う。口絵写真は「初作」と記入された美恵子こけしの表情である。写真(...

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第852夜:久太郎追求

ある特定の工人の作を年代順に集めるのは楽しいことである。特に製作歴が長く、作風の変化がある工人の場合は尚更である。そうような集め方では、その工人の地点、地点の代表作は是非揃えたいものである。そんな工人の一人に木地山系の小椋久太郎が居る。久太郎は大正時代から製作を始め、平成10年91歳で亡くなるまで果断なくこけしを作り続けた。私が久太郎こけしを本格的に集めはじめたのは、ここ5年ほどである。その間のこと...

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第853夜:幸治さんの近作

昨日、青葉こけし会のブログを見ていたら、瀬谷幸治さんのこけしが紹介されていた。幸治さんは体調不良で長いことこけし製作を中断しており、頒布は久しぶりとのこと。昨年中頃より愛好家の助力を得て少しずつではあるが、こけしを作り始めていると聞いていた。私も、縁あって昨年来、数本のこけしを手にすることが出来たが、今回の青葉の頒布こけしはそれらとは別の型のものであり、色々な種類のこけしを作っていることが分かった。...

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第854夜:瀬谷重治のギボシ

前回の幸治さんに続いて、今夜はお父さんの重治さんに登場願おう。「ギボシ」と聞いて、それが何なのか直ぐに分かる人は少ないのではないか。私も分からず調べてみた。「ギボシ」とパソコンに打ち込んで、かな漢字変換をすると「擬宝珠」と変換される。この「擬宝珠」とは「伝統的な建築物の装飾で橋や神社、寺院の階段、廻縁の高欄(手すり、欄干)の柱の上に設けられている飾りである。」とある。ちなみに「五重塔、五輪塔などの仏...

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第855夜:佐藤末吉のこけし

先日のヤフオク入札で、佐藤末吉の戦前作を入手することができた。末吉は鳴子系と南部系の混血したようなこけしを作ったが、あまり語られることは無く、「こけし辞典」での解説も少ない。私は以前から注目していたのだが、その戦前のこけしと出会うことは少なく、従って、そのこけしを手元でじっくり鑑賞することも出来なかった。数年前に、その戦後作を手にすることが出来たが、今回その戦前作が来たことにより、その変化を比較する...

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第856夜:福寿の達磨(2)

遊佐福寿さんの達磨については第429夜で紹介したが、その時点では曖昧だったことがその後はっきりしたり、また描彩の異なる福寿達磨も手に入ったので、改めて紹介したいと思う。先ず、429夜では、盛さんの達磨は不明であったが、これはその後判明し、第494夜で紹介した。また、昭和30年代の福寿達磨も存在し、これは「こけし...

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第857夜:友の会9月例会(H25年)

咋22日は東京こけし友の会の9月例会があり、出席したのでその報告である。今月もTV局の取材が入り、こけしに対するマスコミの関心が高まっているのが感じられる。出席者は新入会の女性1名を含めて今月も80名を越えた。おみやげこけしは出雲の松谷伸吉さん。新品頒布こけしは、山谷レイさん、西山敏彦さんのえじこ、梅木直美さん、野地三起子さん、石井信明さん、太田孝淳さん、小椋英二さん。第一部は入札、抽選を含む中古こ...

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第858夜:新兵衛こけしの継承者達

先日の友の会入札で、大沼君子のこけしを入手した。君子のこけしは中古品としてはそれほど珍しいものではないが、なかなか気に入ったものに出会わず、手元にあるものも数少ない。今回のこけしは父である新兵衛の俤を良く残しており、君子としては初期のものなのであろう。今夜は、その君子のこけしと共に新兵衛こけしを継承している工人のこけしを並べて比べてみようと思う。口絵写真は、その君子こけしの表情である。大沼君子は大正...

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