今夜も昨夜に続いて、東京こけし友の会新年例会の報告である。外は厳しい寒さなのに会場内は出席者の熱気で暑いくらい、入口のドアを開けたままプログラムは進んでいった。会長の年頭挨拶、招待工人お二人の紹介と挨拶、頒布こけしの解説、新品こけしの頒布と続き、平成24年度皆出席会員の表彰、抽選・入札こけしの発表からこけし界ニュースを挟んで、第二部は尺5寸を超える特大こけしの争奪ジャンケン大会で大いに盛り上がり、新年例会を無事に終了した。口絵写真はもう1本のおみやげこけし、佐藤英裕さんの4寸、こげす型。一筆目のものもあった。
写真(2)(3)は入札こけし。今月は20本の出品があり、戦後の保存のよい佳品が多かった。左から盛秀太郎、盛秀のダルマ、奥瀬鉄則の盛秀型3本、佐藤善二の幸兵衛型2本、珍しい新山久一、初期庫治(S40年)、第1ピーク期前後の佐藤文吉3本、66歳の斉藤松治、昭和30年代の秋山一雄、珍しい阿部千世代(進矢妻)、佐藤春二の初期幸太型、井上四郎の小寸、迫力のある井上ゆき子の春二古型、佐藤喜一、渡辺義徳。
写真(4)は抽選こけし。こちらも魅力的なこけしが揃っていた。左から「盛みつお」署名の美津雄2本、制作番号入りの奥瀬陽子2本、大沼美和子(健吾妻)、小林定雄、佐藤英太郎の木地人形、井上ゆき子、佐久間芳雄、渡辺恒彦、野地忠男5本。
写真(5)は、皆出席者表彰の皆さんと、本間、野地の両工人(前列左)。記念こけしは長谷川優志の5寸。
写真(6)は、恒例となったジャンケン大会の贈呈こけし。左から佐藤護、佐藤昭一、高橋武男、大沼昇治、遊佐福寿、佐藤実。他に小椋久太郎もあった。
写真(7)(8)は、ジャンケン大会の様子。会場の熱気が伝わるようだ。これにて、平成25年の新年例会は無事終了した。