昨22日(日)は東京こけし友の会の6月例会が開催されたので、その報告である。梅雨最中の小雨が降る中、70名の参加者があった。12蒔半開場、13時半から開始、おみやげこけしは鳴子の長老の一人、高橋盛の最後の直弟子である森谷和男さん。3寸5分の小寸に洒脱な描彩の本人型と勘治型を作ってくれた。全て自挽きで100本ものこけしを作ってくれたことに感謝。例会ギャラリーは橋本会長による北山賢一のこけしの解説。新品こけし、中古こけしの頒布、抽選、入札を経て第一部終了。こけし界ニュースのあと、こけし催事のスライドによる報告の予定であったが、今月は懇談会が予定されていたため15時半にて例会は終了し、引き続き16名の参加を得て懇談会が開かれ、会員からの意見、要望などが話された。17時に全て行事が終了した。口絵写真は、森谷さんのおみやげこけし。写真(2)(3)は例会ギャラリーの様子と展示されたこけし達。今年の秋田県こけし展で橋本会長が北山賢一さんと話をした際に依頼した、賢一さんの代表作32本である。
写真(4)は新品こけし。右から、土湯系斎藤弘道さんの極小独楽入りのエジコ、遠刈田系佐藤康広さん2本、津軽系北山盛治さん3本、木地山系の三春文雄さん(秋田県こけし展最高賞受賞作)、弥治郎系新人吉野稔弘、同じく弥治郎系新人富塚由香さん2本。吉野さんと富塚さんは初頒布である。
写真(5)は入札こけし。後列左から、奥瀬鉄則、高橋盛の勘治型、大沼新兵衛、岡崎斎、佐藤吉雄、高橋忠蔵73歳。中列左から、奥瀬鉄則ギョロ目、佐藤春二、石沢角四郎、佐藤文吉、高橋定助92歳、高橋忠蔵74歳、二代目虎吉の由吉型。前列左から、今晃3本、奥山喜代治、二代目虎吉傘、佐藤丑蔵76歳2本、佐藤丑蔵73歳2本、菅原庄七2本。最前列は虎吉(初代)のエジコ。